ゴーストワールドのminのネタバレレビュー・内容・結末

もっとイーニドとレベッカの話だと勝手に期待していたので、消化不良だった。レベッカがいるからいいじゃんと思った。ふたりで生きていく未来は魅力的だと思ったしそうなりたい自分の願望を重ねて観ていた。私は彼女たちより年齢を重ねたので世間を冷笑的にみているばかりでは世間も自分もクソなままだということや、それにおたがい気づいて変わっていってもなおいっしょにいられる友だちがいちばんありがたいことを知っている。だからレベッカといっしょにいればいいのにという感想になってしまうけど、とはいえバスに乗ってみるのもいいことだと思う。時間と空間を隔てることで色々なことはどうでもよくなり、どうでもいいようなことを丁寧に悩んだり嫌悪することが芳醇な時間であったと気づける。