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キング・コングのchipのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
3.8
この作品が全「キングコング」のオリジナル版、
なんと90年前の作品!
怪獣映画の草分けなんだろうな。
面白かった!


撮影隊が船で向かう島には…
巨大な鳥獣がウヨウヨいた。
恐竜、鳥、コウモリ、ヘビ、
そしてキングコング。
すべての生き物の動きがぎこちないが、
なかなか迫力があった。
あ、ストップモーションアニメなんだね。
夜中に原住民がキングコングにいけにえを捧げる儀式は不気味で、
インディジョーンズを思い出した。

キングコングの動きは時折コミカルに感じるが…
大きくてやっぱり恐い!
原住民や撮影隊をかみ殺す。
90年前のストップモーション、なかなかすごい!


30年代…
世界恐慌のさなか、
町で万引きしようとしていたアンが
監督に拾われ主演女優に。。
お金のために何も知らずに船に乗ると言う…
当時の世相も反映していたのだな〜


島からニューヨークに運ばれたコングが大暴れ、
エンパイアステートビルの有名なあのシーン!
てっぺんで手のひらの彼女を見つめる。。
そして空からの攻撃…
アンを優しく撫でるコング。。
好きでニューヨークに来たわけじゃない、
勝手に監督が連れてきただけ、
哀れなコング…


モノクロのぼやっとしたニューヨークがまたいいんだな~
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