すごい熱量と情報量
頭フル回転で圧倒された１８０分だった。
物理学３００年の歴史を経て
人類破壊装置を作るのか？
と言った学者の言葉をすごく重く感じた。
オッペンハイマーと
ノーベル賞受賞者多数、
アメリカの頭脳集団が作った原爆だった。
後半
トリニティでのカウントダウン
彼の荒い息づかいが緊張を物語った。
私は思わず耳をふさいだけれど…
静寂が続き、見入ったところで…！！！！！！！
すごい衝撃だった
彼はこの時何を思ったのだろう。。
一人の人間としてのオッペンハイマーを描く。
そして強い反戦のメッセージを感じた。
彼の顔のアップがとても多かったと思う…
苦悩、栄光、後悔、
そんなことを物語る彼の表情…
キリアン・マーフィがアカデミー賞を取って良かった！
「プルートで朝食を」から
好きだったアイルランド人の俳優さんなんだ～
そしてもう一人
対極の人を演じたロバート・ダウニー・Jrも見事！
検事を言い負かした妻、
エミリー・ブラントがカッコ良かった！
町山さんのTVで
トリニティ実験場を訪れていた、
今、年に二回、一般公開しているらしい。
「なぜここに？」
町山さんが来訪者にたずねていた。
「なんとなく～」
と興味半分の来訪者が多い中、
「何が起こったかちゃんと見て謝りたい」
と言った老年の女性がいた。
ビキニ諸島やネバダ、
世界中で起きていることだとも言っていた。
被爆国としてなぜ？という思いは私にもあるけれど…
２年前に初めて広島を訪れてから
東北に住む私と広島に住む人たちは
平和に対する思いの強さがまるで違うのを感じた。。
ましてアメリカにとっては…
真珠湾攻撃をした日本だったから
原爆に対する考え方はまるで違うのだろうな…
こんなことはもう二度とあってはならないけれど！
それからもう一つ
昨日久しぶりに「ジョーズ」を観ていたら…
荒くれ者のクイントが話していた、
彼は海軍にいて、広島の原爆を運んだ艦に乗っていたと。
その大きな艦艇は任務終了後に日本軍に攻撃されて沈み、
1100人の乗組員が放り出され、サメにやられたと。。
５日目、助かったのは316人だったと。
これは事実のようです。
今日の映画とつながってびっくりです！
