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ノー・マンズ・ランドのAsskickerのレビュー・感想・評価

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)
4.0
『ノー・マンズ・ランド』鑑賞
霧に包まれたボスニア軍前線の交代兵8人はセルビア軍と双方の前線、無人地帯(ノーマンズランド)で迷っていた。夜明けになるとセルビアからの一斉射撃により1しか生き残ることができなかった。
2人のボスニア兵と1人ののセルビア兵。お互いに話し合い手を握り会えると思ったがやはりお互いにも自分の主張というものがあり理解しあえない部分もある。
地雷の下で最後を迎えたツェラ、彼の心情は我々には到底想像することはできないだろう。

-傍観者は加害者と同じ-


UNのお偉い方は自分の名誉を守るために表で正義を振りかざし裏では見殺しにするというやり方。ニュースも現実を伝えるが戦っている姿を取りお金を儲ける。違う国でニュースを見ている人は自分とは関係ないと考え、同情はするがそこで終わり。戦っている兵士は命をかけ戦っているが撮影(自分の利益)を求めている。最後のシーンもいろいろと考えさせられる。ツェラも恐らく2人に殺し合いはして欲しくなかったと感じる。これが現実に起きていたと考えると色々と考えさせられる今の生活がどんだけ幸せか分からせられた。
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