「なんだかよくわかんないけど、おもしれー」
一言で言えばそんな映画。
いろんなピースが最後にハマる感じは良かったけど、登場人物たちがどこへ向かってるのかよくわからないところはもやもや。
基本はグリコ中心のお話なのかな。アゲハとの姉妹関係、リャンキとの兄妹関係、フェイホンとの恋人関係。どれも複雑な形だけれども、報われて良かった…のかな?
それでも最初の感想に行き着く。
荒廃した世界の完成度がゆえか、当時の音楽シーンの絶頂にいた小林武史がゆえか、Charaのあいのうたのおかげか…
アヘン街のリアルさったらすごかったね。自分の地元を見てるみたいだった。
取り調べで暴力の限りを尽くす刑事が描かれるのも、90年代ならではですな。
…え、今もあるの?