toru

余命10年のtoruのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
-
「あと心臓がいくつあればいいのか」

RADの主題歌で歌われたこの問い。映画の中に答えがあるだろうと考えながら観て、途中で気づいた。

「小松菜奈だから……7個…?」

我ながら名推理だ。間違いない。

余談だが、小松菜奈と同じく心臓が7個ある著名人がいる。
昨年、映画界を大いに賑わせた鬼滅の刃に登場するラスボス、鬼舞辻無惨である。
彼もまた心臓が7個ある(『鬼滅の刃』187話参照)。

この事実に気づいてから、野田洋次郎は鬼滅の刃を読みながらうるうびとを書いたのかなぁと、作詞シーンを鮮明にイメージすることができた。

そんなことはどうでもよくなるぐらい、坂口健太郎の名演技が光った。
「素なのでは?」と思わせるぐらい、自然なキャラクターで何の違和感もなく、小松菜奈の対比のキャラクターを演じていたと思う。
あとマトモな役のリリー・フランキーを久しぶりに見た。めっちゃいいやつだったな。ちょっと前までAVの取り締まりしてたのに。
あと個人的に印象に残ったのは、ビデオの幸せなメモリーを消していくシーンからの幸せなハイライト。泣く。

なんで移植手術しなかったんだろ。
toru

toru