よりより…

麻花

【小麦粉をこね、油で揚げて作る中国陝西省起源の菓子である。きつね色に揚がった、香ばしくさくさくした食感と甘い味が特徴である。日本では長崎県の長崎新地中華街や神奈川県横浜中華街などに製造業者があり、「よりより」、「唐人巻」（とうじんまき）、「麻花巻」、「ねじりんぼう」などとも呼ばれる。】

Wikipediaより一部抜粋。

【麻花兒マーファール】を観ると
思い出す映画…

思い出すと

食べたくなる映画。

テレビが欲しくて

家でたくさんマーファールを作って
街に出かけ
路上でマーファールを売る女
の人の哀愁が
焼きついて

忘れられない。

〈よりより〉とねじられた
マーファールの

甘く固く香ばしい味とともに…

ポキッていうくらい
固い…

けど
懐かしく美味しい。

食べたい…

• #あ〜そういえば…あんなモノも…売ってたっけ…🩸

社会主義国に生きる人間がピュアな資本主義に目覚め、覚醒していくさまを興味深く描写した映画。
「労働をいかに効率よく換金するか」という、根源的な発想／行動に含まれる「創造性のようなもの」を、ぼんやりと感じさせてくれるのが　楽しい。
「1990年代の世の中で、なんてお気の毒……」と嘲笑されることを承知で、敢えて自国の恥をユーモアに昇華してしまう力強さ、中国圏ならでは。

大陸の農村が舞台で、雄大な自然を背景にしたロケの場面が多く、都市部との対比は鮮やかに映し出される。
脚本には社会風刺だけでなく、フェミニズム、不倫などさまざまな要素が巧みに織り込まれており、非常に観応えがある。
編集力も高く、映画的なセンスとエンターテインメント精神が横溢。

道で麻花（生地をねじって揚げたパン）を売ってる主人公。もと村長だけど病気になって休んでる旦那さん。まだ小さい息子は隣の家にきたテレビに夢中だけど、隣の家の奥さんはイケズでしょっちゅうケンカしてる。
いつか大きなカラーテレビを買ってやると心に決めた主人公は、いつもよりも多くの麻花を作って町へ出稼ぎへと向かった。

ずっとテレビ買うぞ買うぞって言ってて、テレビ買って終わる話。

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