暗闇でドッキリカルヴェロ

ジャックの暗闇でドッキリカルヴェロのレビュー・感想・評価

ジャック(1996年製作の映画)
5.0
「なん度でもなん度でも」

トム・ハンクスの『ビッグ』を見ているとどうしてもロビン・ウィリアムズを思い出しでしまうけど
この『ジャック』を見ていてもトム・ハンクスを思い出すことはないんですよね
トムさんが劣るということではないしロビンさんが亡くなったからとかでもなく、やはり私の中でロビンさんは特別な人だったのではないかと思うのです
多くの作品の中で彼は大人社会に対して「なぜ?」といつも素直に疑問を問いかけていたように思えてならないのです
「いい歳をしてそんな事も分からないのか、もう大人なのだから」
とどの作品にもそんな台詞があるようで、でも私だって思うのです
「なぜ?」と
口にも出さないし思う気持ちも薄れてきている頃に彼の作品を見直すとまた子供の頃の疑問が湧き上がるんですよ
そんな気持ちを持ち続けると今の世の中では息苦しくなってしまうのでしょうかね
それでもそういった作品は作られ続けています
何とか社会がいい方向へ向かうようにとの願いが込められているのだと私は思いたい
そんな未来が来ることが彼の本当の気持ちだったのかもしれませんね。