幼い頃、スピルバーグ信者だった頃に(今でも大好きだが)今作にスピルバーグが脚本・製作に携わっていることを知り、それ以来気になり続けていた作品。
監督はトビーフーパー。
かなり異色なコンビなので不思議に思っていたが、なるほど。2人の作り出す作品の"味"を知っていればかなり楽しめる。
誰がどう観ても「監督 トビーフーパー」
だし、「脚本 スピルバーグ」感満載な映画である。
幸せに暮らす5人家族。とある夜に娘がテレビに向かって話しかけ始め…
家族同士で支え合う描写や
それを助けようとする人々の描写が他のホラー映画よりグッと来る。幽霊の専門家おばあちゃんと子供達の会話の脚本とか超良い。
これは流石スピルバーグだなと思うし、かなり彼らしさを感じる脚本であった為、そういった意味では80年代の映画を好きな人なら刺さると思う。
しかしこの映画、ただそれだけでは終わらない。そう、所々(後半は満載だが)入れてくるホラー描写が凄くキツい。(笑)
生理的に「うわっ」となってしまう描写なんかは流石トビーフーパーと感心してしまった。
とにかく化学反応が起こりに起こりまくった映画。2人の影がしっかりと感じられる為、作品としてとても興味深い。
面白いかどうかは人によると思うけど(笑)
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[脚本面]☆☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆