りっく

ポルターガイストのりっくのレビュー・感想・評価

ポルターガイスト(1982年製作の映画)
3.2
TVをキーとして物語を展開するなら、きちんと「小道具」として生かすべき。
序盤はTVにまつわる面白い設定を描いたにもかかわらず、勿体ない。
ただ、「メディア」を通してこの世とあの世が繋がるといった話は『リング』や『回路』を連想させる。

物語もスピルバーグ印のハートウォーミングな部分と、オカルトホラー的な部分が右往左往。
しっちゃかめっちゃかで忙しい末に、ラストではカオス状態になる。
そこがまた本作の忘れ難い部分ではある。
顔を洗って鏡を見ると、自分の顔の皮膚がどんどんズル剥けになっていくのはトビー・フーパー印か。
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