12歳の姉と5歳の弟が見知らぬ父を探し求めて、アテネからドイツへ旅をするロードムービー。
幼い姉弟がお父さんのところへ行く、はじめてのおつかい………。
というほっこりロードムービーではありません。
世の中のことなんか何も知らない子供たちに襲いかかる容赦のない現実をまざまざと見せつけてきます。
僕が受け取ったラストシーンの意味………。
あんまりじゃないですか監督。
幻想的な感じというか、詩的な感じというか、それはなんなんだ?と意味を求めてはいけないような映像がロングショットの長回しで次々と流れてくる。
幻想的、詩的な映像×ロングショットの長回し=ふわふわした不思議な世界。そして、主役は子供。
監督曰く、この作品は子供たちに向けて作ったおとぎ話だそう………笑。
考えるな感じろ系統の映画。
2016-84