007の6代目ジェームズ・ボンドとして新たにダニエル・クレイグを迎えたシリーズ屈指の名作。
MI6の若き諜報部員ジェームズ・ボンドは、ダブルオーエージェントの試験でもあるファーストミッションを完了する。しかし昇格後の任務でいきなり外国の大使館を爆破し丸腰のテロリストを射殺、しかもその様がメディアに報道された事で上司Mを激怒させてしまう。
Mの怒りをよそに、手掛かりを得ていたボンドは1人バハマに飛びたっていく…
序盤から息をのむアクションシーンが展開されてますが、道具に頼らずに頭脳と肉体を駆使したアクションが盛り沢山です。英国諜報部MI6のスパイでありその道ではスペシャリストなジェームズ・ボンド。プロでありながらも人間臭さやちょっぴりおっちょこちょいなシーンもあるので、新生ボンドの人間性が垣間見れるのも楽しみのひとつでしょう。
死や危険と隣り合わせなスパイミッションは、常に生傷が絶えずこれでもかと痛めつけられるボンドと窮地に追い込まれながらも同じ失敗を繰り返さず任務遂行に向け奮闘する様に、熱気とこれまでにないスピード感を感じてしまいます。
老舗スパイシリーズに手を出すにはお勧めの作品です。