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007/カジノ・ロワイヤルのALLORAのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.0
AmazonがMGMを買収していた事は知っていたが、一足先にロッキーシリーズはPrimeで一挙配信されていたのに、いつまで経っても007シリーズは配信されずやきもきしていた。
新作の公開に合わせてようやく007も一挙に全シリーズがPrimeにラインナップされた。
ダニエル・クレイグ版は円盤を全て持っているのでそれを観れば良いのだが、一気見する環境はやはりVODの方が楽である。

それまでの007シリーズと違い、ダニエル・クレイグ版は普通の大作映画として鑑賞するに耐えうる作品となったなぁ、と言うのが素直な感想。
それまでのボンド映画って、ジェームズ・ボンドってこうだよね?というお決まりと言うか様式美の塊で、面白いんだけど何処か微妙にB級臭漂う制作費が高い割に『何処にそんなお金掛けてるの?スタッフの滞在費?』みたいな観光映画の側面が高い映画だった。

それがSONYがMGMを買収し、コントロールしだしたらこんなにも別物の素晴らしい大作映画になるなんて!と公開当時は驚いた。

それ位ダニエル・クレイグのボンドは今までのシリーズと次元が違うアクションをしていたし、カメラワークも素晴しかった。
今作では、様式美の名残であるガンバレル・シークエンスやボンドの名乗りシーンもスタイリッシュで個人的には非常に好き。

今まで007を観たことないけど、初めて観るならどれがおすすめか?と聞かれれば迷わずこの作品を推す。
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