"The name’s Bond… James Bond"
J・ボンドと言えば、私ら世代はロジャー・ムーアかティモシー・ダルトン辺りにエモさを感じる方が多いのかな！？
原点回帰のリブート作品初作に大抜擢されたダニエル・クレイグ。
【ロード・トゥ・パーディション】でのクズ悪役イメージ大払拭へと繋がった出世作と言って良いのかな。
これはこれで確かに良い！
これまでのボンドイメージとは敢えてズラし、オープニングからその傍若無人っぷりをぶっ放している奔放さはジェントルマン要素はまるで伺えない。
でもそこが新鮮で、D・クレイグらしさとでも言うべきか、やんちゃ感が逆にエロいし格好いいし似合ってる。
作品としての全体的バランスもまぁ無難に及第点と言った感じ。
アクションシーケンス、お決まりの濡れ場、そして最大の見どころとも言える“テキサスホールデム”の緊張感漲る駆引き！！
タイトルの“カジノロワイヤル”たる重要な場面だけに、かなり丁寧に尺も多めで本作の醍醐味のひとつとして印象的。
スパイ映画お決まりの裏切り裏切られの騙し合いや、超ご都合主義な銃撃戦も盛り込まれ、往年の007アクション王道路線を突っ走っている点も安定した面白さ。
ただ、個人的にボンドカー（今回はアストンのDBS）の活躍が少なすぎるのがめっちゃ残念。
と言うか、あっさり横転で終了！？そりゃないわ〜〜〜涙。
007シリーズと言えばボンドカーの見せ場よ！
3部作！？との事なので終わりも気になるし、次作以降のボンドカーの活躍も気になるところ。
アマプラ配信終了間近のお知らせによって、思わぬ007ランニングが始まりそうな予感。
因みにクレイグボンド作品は【スカイフォール】のみ鑑賞済みなので、改めて次作【慰めの報酬】から【ノー・タイム・トゥ・ダイ】へと追って見ようかなぁと。（絶対観るとは言ってないw）
どれも長ぇ〜のがどうも躊躇しちゃうのよね。
