今日も喉が痛い

陽暉楼の今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

陽暉楼(1983年製作の映画)
3.6
『吉原炎上』に感激したので今度は『陽暉楼』だ!という事で観たんですが、スチームおばさんにハーモニカ吹き過ぎ少年にキャットファイトと楽しいシーンも多々ありましたが、前のめりにとまでは行かなかったです。
最後の方で緒形拳が浅野温子を残しカチコミ行くんですよね。ほいでごちゃごちゃってなって、逃げて追いかけられて最終的に刺されるんですよ。マジックナイフっていうんですかあれ。刺すと刃先が引っ込むオモチャ、あれなんですよマジック短刀。それは別にいいんですよ、本当に刺すわけにはいけませんしね。でもそこはやっぱり“刺された!”ってのが欲しいじゃないですか。そこは映画の力で本当に刺してる様に見せる事が出来るじゃないですか。“シュコ”って音が聞こえたんですよ。人刺して“シュコ”は言わんぞ!そこちゃんと!こら英雄!と思いましたよね。

『復讐するは我にあり』を観てからか緒形拳の目が怖すぎて映画で再会する度「ごめんなさい…」って言っちゃうんだけど俺だけかな。