今日も喉が痛い

洲崎パラダイス 赤信号の今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)
4.2
洲崎パラダイスのゲートを潜るべきか留まるべきか。堅気と遊郭の境目。生と死の境目。その境界線でウロウロして悩んで迷いながらもがく人間臭い人生模様。

駆け落ちしたのは良いものの金も行くとこもなくフラフラと女について行く事しか出来ない男とそんなダメ男をどうも捨てきれないコミュ力モンスターの女。
最初はダメ男っぷりが目立ってたが真面目に働き出すと今度は女の方のダメさが露わになってくる。ダメさではないのかもしれないが、なんやそれ…!と言いたくなった。
離れそうで離れられない腐れ縁2人の未来はあまり上手く行きそうには思えなかったんだが、今度は大丈夫と思う人もいそうだし、これは人によって違う気がする。
俺はおばちゃんと同じ意見だ。蕎麦屋の娘ええ子やで。でもそういう事でもないんだよね。それも分かるけど。

初の川島雄三だったんだが、なかなか凄いもんを観た感じがする。