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コロッサル・ユースのADULTVIDEOMANのレビュー・感想・評価

コロッサル・ユース(2006年製作の映画)
2.6
苦行です。相変わらず長いです。「ヴァンダの部屋」から6年が経ち、ヘロインやりまくりだったヴァンダも更生して(?)ドラッグはやめ、結婚して子供もいるようです。人はドラッグをやめるとこうも顔が変わるのかというのが第一の感想です。今回は微妙にカメラも動いたりもしますが基本フィックスです。故にやはり退屈です。小津より退屈ですが小津よりもハーコーなホームドラマであることは確かでしょう。ジャンキー映画ではなくなったのでその分刺激も少なくストイックです。つまらんなあ。退屈だなあ。おれはヴァンダの部屋みたいなハーコーなドラッグ映画を見たかったなあ、とかいろいろ考えていたところ、やはり退屈なので画面そっちのけで映画史上のドラッグ映画の名作とは何か?とか考え始めてしまい、まあそうなるとヴァンダの部屋は間違いなくランクインするね、と思い至りました。全然関係ないことを思索させてくれるという意味では悩みごとのある方(特に妻が家を出ていってしまった方、ドラッグをやめられなくて悩んでる方など)、瞑想好きな方、昼寝に映画館を利用したい方、ただ単に暇な方などにオススメです。ついでにやはり、こないだヴァンダの部屋の時にも考えてしまったように晩飯何にしよう?とかじっくり考えてるのもオススメです。エグいジャンキー映画でもないので食欲減退の恐れもありません。ちなみにわたしは今日はこの映画のあとスルメイカとオクラのパスタとデザートにティラミスをいただきました。ごちそうさまでした。このクソ長い映画で腹を減らしてメチャうまいもん食うとか我慢の甲斐があった!となるので最高ですよ。
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