このレビューはネタバレを含みます
徹底した非暴力によって相手に目に見えて残酷さを気づかせる。
もちろんかなりの犠牲、苦しみ、痛みが伴うけど、その後、最後に愛が勝つ、と彼は言う。
ガンジーはあんな格好してるけど、実はエリートで、インテリとして政治活動をプロデュースしてるのが見ていて面白かった。
どうしたら民衆に思いを届けられるか、外国に本国に、イギリスの非道性をどうアピールするのか。あからさまに残酷だし、酷いことをしていてもパワーバランスそして植民地の主従関係みたいなものが当たり前になっていて、中々独立は難しい。
何せ自分達で切り開いていかないといけないのだから。
そんな中、巧みに、絶食をしたりして、停戦を促したりするガンジー。
イギリスから独立後、コモンウェルスとして迎えられるインド。しかし残念ながらムスリムとヒンドゥーの共存は叶わない。
インドは人口の多い国だ。
そして沢山の民族、宗派が混在する。
20世紀前半のことだけど、
今のガザ、ウクライナの戦争とも繋がってくる。
もう争いはやめてほしい。
深く考えさせられる映画。
インドの曲が沁みてくる。