このレビューはネタバレを含みます
けっこう面白かった。
たとえ孫の為とはいえ、さすがにあの仕事はきついだろうなと思ったけど、だんだん慣れてきて、しかも売れっ子になってきて、マギーの中に仕事をする誇りみたいなものが生まれてくる様子はなかなか興味深かった。
自分が、例え手だけでも、男性に必要とされているという自負、そしてミキとの間に生まれた恋愛感情…そういったものが、さえないただのおばさんを女に変えて行ったんだなぁ。
しかし、周りの人間があまりにもクズだった。
マギーの仕事を知った後の息子の反応…まぁわからなくもないけど、自分では何もできないくせに、きれいごとばかりでマギーを責めたてるのはいかがなものか?
嫁も、最初はマギーのことを煙たがっていたくせに、金をもらったとたんに手のひらを返したような態度を取り始めて、なんか卑しい女。
同僚の女も、自分がクビになったのはマギーのせいだとか、とんでもないいいがかりをつけてきて、またそれに対して何も言い返さない…言い返せない?マギーを見ててイライラした。
友達もうわべだけの奴らばっかりだし…なんかなぁ…。
最後どういう風に展開するのかわからないけど、うまくいく予感を持たせて終わったのでよかった。