Clara

少年と自転車のClaraのレビュー・感想・評価

少年と自転車(2011年製作の映画)
4.2
「帰ってこない親を施設で待ち続ける少年」監督が日本で聞いた話がきっかけで作られた作品だそう。

親にすてられ、買ってもらった大切な自転車までもすてられて、絶望でいっぱい、心はメチャメチャ。
そんな中、何とか取り戻した自転車を必死で走らせた。
安定感のない自転車が少年のもろさを表現し、走るシーンの多さは、まるで彼の必死さを表しているようだった。
絶望の中で出会った1人の女性が週末里親になることで、人を信じ、善悪を知り、1人じゃないと知り、愛を知る。
2人で一緒に成長していく、愛に満ちた作品。
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