その男、凶暴につきのぼっちザうぉっちゃーのネタバレレビュー・内容・結末

凶暴は凶暴でもなにか、見えない凶暴性。ハードボイルドで分かりやすい暴力や、大写しになる顔の表情に浮かんでこないその奥の芯の凶暴性というものがより印象に残った。

ビートたけしの「バカ野郎」がやっぱり「バカ野郎」界の中で一番虚飾無くしっくりくる感じある。

ラストの倉庫での決着シーンはとても静かで、無機質で薄暗い空間が抜群の趣を演出していた。
撃たれても、小石軽く踏んづけたくらいのリアクションで近づいてくるの恐すぎでしょ。お互いにもはや超人。共通する人間離れした凶暴性の表れか。

これが初監督作品という北野武。恐ろしいセンスをしてる。。。

結局菊池が一番上手く生きそうだな。