・ジャンル
オカルトホラー/スリラー/サスペンス
・あらすじ
高校卒業を控え遊園地に集まった生徒達
その1人であるウェンディは得体の知れない胸騒ぎを感じていた
そしてジェットコースターに乗り込んだ時、彼女は幻視に襲われる
それは自分も含め乗客達がレールの故障と油漏れにより次々に転落死していく姿だった
幻が現実になる事を察知し、必死にジェットコースターを止めようとするウェンディ
しかし彼女の制止は届かず共に降りた者達以外は皆、犠牲となってしまう
恋人ジェイソンを死なせてしまった事を気に病み、異様な恐怖を抱え続ける彼女に亡き親友キャリーの恋人ケヴィンは6年前に起きた連続不審死事件の事を教える
更にウェンディは遊園地で撮った写真に死に様のヒントが隠れていた事に気付く
2人は生還者達に再び死が襲い掛かる事を防ごうとするのだが…
・感想
幻視や予兆に基づき発生する“死の筋書き”による連続怪死が若者達を襲う様を描く「ファイナル・デスティネーション」シリーズ3作目
1作目では予兆と規則性のみ、2作目ではそこに幻視が加わりパターンも複雑化
その続編である今作では写真に隠されたヒントが軸となっている
そのヒントの読み解きが今作の肝なんだけど前作までの様なインパクトには欠けていて少し惜しかった印象
こじ付けと思われかねないのと露骨な物のちょうど良い狭間を行く予兆だともっとのめり込みやすかったかな、と
ただ死に様に関してはコミカルさもありつつゴア描写は容赦なくて好き
死の筋書きへの恐怖に逃げるべきか向き合うべきか揺れるウェンディの心情
そんな彼女を励まし守りながらも自分の死に様には恐れを成すケヴィン
そういった心理描写も良かったし初めて殺人が予知に入ってくるのもサスペンス性を高めていて良かった
ラストの救いの無さも印象的
DVDには「選べる!死に様マルチ版」というマルチストーリーがあるらしくそれも面白そう
それだけに前作から強化された部分が少なかったのがなぁ…
果たして次作以降がどうなっているのか少し不安になってきたかも