このレビューはネタバレを含みます
「 人生最後の買い物は他人が決めるのよ 」
冷たくなった人間を蘇らせ、永遠の美を授ける
それは冷静であり、正確であり、そして何より優しい愛情で満ちている。
別れの場に立ち会い、個人を送る
「 死ぬ 」ということは、終わりということではなく、そこを潜り抜けて「 次 」に向かう、まさに「 門 」である。
夫は納棺師だと胸を張って言えた奥さん素敵です。
数多くの人生の最期に携わることは、心身ともにくるものがあり、慣れることは決してない。
私はこの作品を観て、最期まで「 きれい 」でいたいと思った。「 きれい 」とは、外見的なものではなく、この人はこういう人生を歩んできたんだという確固たる生き様のようなものだ。しっかりと芯が通っており、決してブレることはない。
「 きれい 」になるためには、日々を大切に、感謝を忘れずにすることが何よりも大事になってくる。
何気なく過ぎていく時間を噛みしめていきたい。