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青い獣 ひそかな愉しみのにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

青い獣 ひそかな愉しみ(1978年製作の映画)
2.8
大好きな武田一成監督作品、しかも田中陽造脚本。高校は「高校大パニック」と同じセットかな?すごい既視感。主演の加納省吾の棒演技がひどすぎてとにかく観るにたえない。敢えての棒演技だったのだとしても私は許せない。韓国ドラマに出てきそうな二宮和也似のイケメン優男なのになー。三谷さんみたいな名優レベルな人も出てるんだけど全体的にキャストが地味。絡んだが最後、三谷さんまで下手に見えてくる主人公の棒演技におののく。ただ暴れ回るだけのシーンでもひたすら下手でパッションが皆無。音楽がひたすらダサいのもつらい。肉屋のお客さん、稲川順子こと小川より子は美人でマドンナ感あふれてるんだけど裸体ががっかり。歪んだ夫婦関係ながらも三谷さん夫婦のアホ息子へのアガペーが尊く、そっかー三谷さんが主役だったんだなるほどなーってなっていく。終盤は演技がまともならいいシーンだったろうに演技が下手すぎるせいでもううっとおしくてイライラする。随所に武田一成っぽさ、田中陽造っぽさはありつつ破滅・崩壊していてひたすら残念。
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