Jumblesoul

私は貝になりたいのJumblesoulのレビュー・感想・評価

私は貝になりたい(1959年製作の映画)
3.0
上官の命令で捕虜の米兵を処刑した二等兵の不運を描いた反戦作品。本作が実話だとしたらとんでもない話だが、フィクションである。
軍事法廷裁判が無茶苦茶で、何故命令を拒否しなかったとか、腕を突き刺しただけで死刑判決とは酷すぎる。この程度の事案で下っ端を逮捕する事そのものが、いくら混乱の時期とはいえ現実的とは思えない。
そして減刑もしくは無罪放免になりそうなのに、何故急に死刑が執行されたのか疑問。第一、下っ端の兵隊なんて順番としては最後の方じゃないのか?
というわけで、反戦メッセージは分かるけどドラマとしては消化不良気味な邦画名作であった。
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