このレビューはネタバレを含みます
好きな監督。
殺しの烙印でもアニメーション使ったり遊び心があったが、きっちり蟹が出てきて爆笑。
カメラワークや美術も遊び満載。美と笑い(狂気)の融合。
主要キャスト四名全員が良いキャラクターをしていた。おかっぱの妻役の幼き悪魔感や、洋風の館に着物で少女らしく闊歩している様が良かった。
ストーリーは、何度も見るとあちこちのセリフがどんどん繋がり合いそうな深みあり。
特に妻二人の表情や言葉には、全て背後に何かありそうな気配がする。
これは役者自身が作り込んだ女の不思議と、清順の女への幻想が入り混じった感じ、恐らく。