眼鏡の錬金術師

ドラえもん のび太の宇宙開拓史の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

1.6

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ2作目。SF回。異なる銀河に住むロップルくんの宇宙船とのび太の部屋がひょんなことから繋がり、ロップルくんたちと友情を育み、ロップルくんの生活を脅かす悪どい企業と戦っていく話。重力の差異を活かしたアクションや時間の進みかたが違う等のSFのお約束設定は網羅されている。しかし、これだけ生物の進化の仕方が違うのにロップルくんらは地球人と同じ進化を遂げているのはなぜなのか。また、前作同様敵の目的がよくわからない。一企業であるのに、ただ住民に嫌がらせをしたり、星を破壊しようとしてるようにしか見えず、一貫性に欠ける。そもそも宇宙船でワープも出来るくらい文明が進化しているのに、企業が我が物顔で横暴を行えるというのは設定として甘いのではないか。法はどうなってるのか。最後あたりに登場する殺し屋が驚くほど弱くて拍子抜けだった。ジャイアンらもほぼ活躍せず、ほとんどのび太をいじめて終わっており、今作はのび太、ドラえもん、ロップルくんの友情の話だったと言える。ツッコミ所が多くてうーん、という感じ。