成程、色褪せない作品という意味がわかった。
リマスター版のキャプションに『時代がようやく追いついた』と書かれてあるけど、頷ける。
1982年に連載スタートした作品であり、1988年に映像化というが自分が生まれる前に生み出されたアイデアとは思えない…
また東京オリンピックが盛り込まれているのが偶然であるにも関わらず、偶然ではないかのように思われて仕方ない。
映像においても、決して今の技術ほど美しいものではないにも関わらず、他の映像で魅せる作品に引けを取らない迫力と説得力がある。(当時の制作費では考えられなかった10億円という多額の費用をかけて作成されたらしいけど)
金田が鉄雄に飲み込まれるシーンで、何故かアシタカが祟り神になった乙事主に飲み込まれたサンを救うシーンが過ぎった。
これはただのデジャヴ的なものに過ぎないけど、その他のシーンや映像技術面で色んな人に影響を与えていると映像ファンが言ってるのでそうなんだろう。
ただ原作の方のあらすじを見る限り、映画だと理解できない点が多すぎるようなので原作ありきの映画といえる。
でも理解し切らなくても面白いよ。