新たなプラネットを求めて旅立つ5,000人の旅客たち。それを運ぶのは大きな宇宙船だった。宇宙での旅は120年続くはずだったが、まだ90年を残した旅の途中で隕石との衝突による船の故障によりたった1人、ジムだけが起こされてしまう。
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【以下ネタバレ含む】
目覚めたところからパンドラムみたいな展開かと思ったけどそうではなかった。
映像美もさることながら、少ない演者で飽きさせないストーリーになってる。
表現方法もとてもわかりやすく、かつ良過ぎない終わり方となっていていい。
オーロラのこれは殺人だという言葉に対して、ガスは『溺れる者は必死で誰かにすがる。そうしないと溺れ死ぬ』と答えた後にオーロラが溺れそうになるシーンを持ってきたり、ジムが新たな土地で技術者としての腕を振るうという夢を語った後のビルの模型作成やロボットの修復、船を夢の地として植物を植え続けたことが見えるエンディングがとてもよかった。
ツッコミどころはあるけど、オーロラが一緒に過ごす未来や、子どもが実はできてたとか、地球に戻った様子がかかれたりとか、そういうチープな終わり方でなく作品に余韻を持たせていたのがよかった。
