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アキラ AKIRAのTETOのネタバレレビュー・内容・結末

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

1988年製作の映画とは思えないほどの超クオリティだった!

超能力を手に入れた鉄雄が最初、主人公的立ち位置であるため、自分(視聴者)は自分と重ねて観て、不遇さ等に共感したり巻き込まれていく様子に同情等すると思う。
しかし、超能力を得てからの鉄雄の暴走によって、育った環境が悪く、反抗期の少年が大き過ぎる力を手に入れるとどうなるかを知らされ、更に、自分と鉄雄を重ね合わせていたため、自分が同じ年齢だった頃はこうなってしまっていたのではないかと感じさせられた。

また、ヒロインだから生き残らせる等の補正がなく(勿論多少はある)、大いなる力に振り回された結果生き残ったという認識が合ってるなと感じた。
そして、最後の瓦礫と崩壊のみが残った街に光が差し込む。これによって、大きな力によって振り回されても人々はまた復興できるというメッセージに感じた。

アキラの有名シーンであるバイクのスライドブレーキシーンと「お前もボスになったんだろ?この瓦礫の山でよ。」「金田あああ!」「『さん』をつけろよデコ助野郎!」「死ねえええ!」が観れて良かった笑!
出会って2人の最初の笑顔での挑発と金田の「お前もボスになったんだろ?この瓦礫の山でよ。」からのヒートアップが良かった!

繰り返すけど1988年製作とは思えなさすぎてヤバい笑!
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