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アキラ AKIRAのガクのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
4.2
アキラ

アインシュタインの提唱した相対性理論によれば、すべての物質はエネルギーであるということ。原子核の中のパワーを取り出すことが出来れば、人類は次のステップに進むことが出来ると信じられている。劇中の唯一の科学者である老人がアインシュタインっぽかったのは、やはりAKIRAが人類を次に進めると期待されているエネルギーであるからだろう。宇宙規模では再生とリセットは人間1人の生死みたいなものだが、人類からしたらそれは滅亡を意味してしまう。だとすれば我々が生きている事は無意味なのか?という疑問が起こる。そこでこの映画の答えは、記憶という超物体的なものに人間の最も素晴らしい要素の1つ、「愛」を残そうということなのかなと思った。
視覚的な強さや、金田バイク、金田自身のカッコよさも含めて、文句なしに素晴らしかった!

@ Vista Theatre
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