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アキラ AKIRAのFrafillのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.2
スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』に出てきた真っ赤なバイクが『AKIRA』をモデルにしていると知ってから、ずっと気になっていた。

バイクはてっきり「アキラ」のものだと思っていたが、どうやら「金田」という若者の所有物のようだ。
ただその「金田のバイク」は、自分がバイクを乗りこなせるなら是非乗ってみたいタイプのやつで、仲間が羨む気持ちが分かった気がした。

映画全体のイメージを自分なりにあらわすと(それぞれのファンの方々、ごめんなさい)

・エヴァンゲリオン30%
・ジブリ (ラピュタとか?) 30%
・ドラゴンボール 20%
・地獄のミサワ 10%

どっちかがどっちかに影響されているのか…?

特にキャラは老若男女問わず、顔のパーツが中央寄りでミサワ感が半端なく、あまり感情移入できず笑。女の子が全然可愛くない!
あとは後半の展開がドラゴンボール、近未来が退廃しちゃってる感じがエヴァ、乗り物とか小道具がジブリ、という感じ。

映画は2019年が舞台なのだが、そのわりにニュースキャスターの肩パッドがすごかったり、でも今でも見かけるような高層ビル群が出てきたりで、昔なのか今なのか…不思議な世界観だった。とりあえず、人間自体はいつの時代もあんま変わらないかも。

しかし発表された年代(1988年)を考えると、驚くべきアニメーション技術。特に「金田のバイク」の動きがやたらすごい。テールランプ残像フィーッとかブレーキをギャギャギャとか。大画面で観られて、幸せ。

あと、顔がじいちゃんばあちゃんの子供がその日の夢に出てきそうで、エンディングテーマとあいまって若干トラウマ?になった笑。子供のとき観たら泣いてたかも。

でも機会があったらまた観るだろうなぁ。
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