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どろろのheroheroのレビュー・感想・評価

どろろ(2007年製作の映画)
1.5
過去鑑賞備忘録。

原作既読。
あまりの酷さに呆れた。
制作側は原作での「どろろ」の立ち位置を全く理解していない。特撮がどうとか以前の問題だ。
「どろろ」は、現代で言えば小学生ぐらいの女の子であるのにも関わらず、その事実を隠し男の子を装い、呪われた運命を背負った青年百鬼丸にほのかな恋心を抱いて、彼のために必死に行動する。それこそが「どろろ」という作品の持ち味である。
ところが本作はどうか。
柴咲コウ演じる「どろろ」はどう見ても年頃の女性であり、男には見えない。これではもろに、百鬼丸との恋愛関係を想像できてしまうではないか。
なぜ彼女を起用したのか全く理解できない。
映画化決定と報じられた当時、個人的には、まだ若かった志田未来あたりが適役だと想像していただけに、ガッカリ感が大きかった。
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