このレビューはネタバレを含みます
期限切れのパインで喋れなくなったって何？ｗ
金城武の言動がいちいち可愛かった。
豚をほぐす金城武、アイスを売りつける金城武、父親を撮影する金城武。
退屈なストーリーだけどダサいシーンはない。
ザラザラのテレビ、薄暗い地下鉄、食べてる時の姿勢の悪さ、文字通り斜に構えた構図……
あらゆる要素が混ざり合って独特の倦怠感が生まれて、それが映画全体を包みこんでる感じ。
クリストファー・ドイル(撮影監督)は初めて知ったけど、もっと調べたいと思った。キツめの広角レンズが効いてるのかな、全部のカットがキマってる。
あとは独り言のセンスが良いと思った。
アブない人間の詩的なモノローグ、大好き。
印象に残ってるのメモっておく↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その晩は雨だった
僕は自分が店になったように感じた
いつの間にか彼女を店に招き入れてたんだ
長くいてくれればいいなと思った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
傘か何かほしいと思った時
彼があたしの元へ
毎日雨が降ってくれればいいのにな
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
