GaPTooth

破戒のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

破戒(1962年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原作:島崎藤村
脚本:和田夏十
音楽:芥川也寸志

描かれていた要点は1つ。
冒頭に出てくるコレ。

「破戒」の序より
これは過去の物語である
過去には後の時代に取って
反省すべき事柄も多い
ある人も云ったように
過去こそ
眞実であるからであろう

トーンが、
暗い
もう暗い
とても暗い
とことん暗い

背景が、
寒い
もう寒い
とても寒い
とことん寒い

が!
役者陣の熱量は最上級🔥
例外なく全員が上手い(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
故に込められたメッセージが燃えたぎるような迫力で迫ってきた。

子供たちの前で自らの出自を告白したのは良い演出だったと思う。

東京に向かう雪道を歩く。今後の人生に対する丑松の覚悟は真っ直ぐに見据えた目線で表現されていたけど、追って来た子供たちや特に「母ちゃんが先生にって」渡された"茹で玉子"の意味するところに気づいてフト見せた表情に微かな希望が見えた瞬間が秀逸( ノ^ω^)ノ

とにかく全編、描が綺麗。

如何せん長門弘之が桑田佳祐にしか見えんかった( ノ^ω^)ノ
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