破戒のネタバレレビュー・内容・結末

『破戒』に投稿されたネタバレ・内容・結末

肉屋のむすめという演劇を去年の春長野で見た。同行者に、破戒と同じ、長野県で上演だと言われてから破戒が気になっていたところ思いがけず市川雷蔵特集で劇場上映。演劇を観たのは松本、破戒の舞台は小諸と長野で…

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黒く大きい種牛を飼い慣らそうと対峙する瀬川の父。肉薄した牛の顔は鬼のようで、巨大な漆黒の呪われた血に男は無残にも突き殺される。部落生まれ同士足を引っ張り合っているかのような猛牛の最期が屠畜というのが…

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「四民平等」

妻「年に一度の年貢を納める日ぐらい、うちにいて手伝ってくれてもいいじゃねえか」
風間「今でこそこんな老屋に住んでいるが、元は白垣の城小路に士族屋敷を構えていた家柄だ。子孫に百姓がさせ…

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原作:島崎藤村
脚本:和田夏十
音楽:芥川也寸志

描かれていた要点は1つ。
冒頭に出てくるコレ。

「破戒」の序より
これは過去の物語である
過去には後の時代に取って
反省すべき事柄も多い
ある…

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「見てくれ、人間の血じゃねえか。日本人の血じゃねえか。どこの誰とどう違ってるって言うんだ。おなじこったい。同じ五臓六腑。同じ血液。なぜ差別する?なぜ隠さねばならぬ?おっつぁん、教えてくれ、助けてくれ…

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「部落民と普通の人間との間にはどんな違いがあるのか、知っているなら言ってみてくれ土屋くん」

「人があなたのことを部落民だと噂するなら、させておきなさいまし、噂だけのことですもの、人が面と向かってあ…

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市川雷蔵主演。
市川崑監督(屋根を上から見下ろす構図が市川崑らしい)。
ダブル市川。
白黒のコントラストが強い印象を残す宮川一夫のカメラ。

被差別部落問題を題材にしている。

感想。
苦悩する雷蔵…

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部落民であることを明かすまいと誓う教員瀬川丑松が苦悩し告白するお話。原作ゆえか、インテリ然とした台詞回しが如何にも不自然でした。

丑松こと市川雷蔵や、猪子夫妻の三國連太郎と岸田今日子などの演技は特…

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昔から部落差別に興味があって、島崎藤村の破戒と出会った。
何度か本作を読んだ後、今回映画も見たが丑松の悲しみが実によく反映されていたと思う。

自分が部落だから。素性を明かせない、自由に生きている…

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原作を知らないので、どーせ暗い結末になるんだろうさ、と勝手に決めつけて観ていたが、予想を裏切られてよかった。泉鏡花作品でも思ったが、明治の文豪の書いた小説は話が案外骨太でしっかりしている。

鴈治郎…

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