セッセエリボー

ピンク・フロイド/ザ・ウォールのセッセエリボーのレビュー・感想・評価

4.0
体が震えました。うるさすぎて。
父を奪った戦争のトラウマを抱えながら「壁」に囲まれた都市に封じ込まれて暮らす男がついに爆発したのち、文字通り脱皮して独裁者になる話。ここんとこはザ・フーの『トミー』に似てますがさすがはアランパーカー、意味不は意味不ながらスゴイ技法をたくさん使ってちゃんと見せる映画に仕上げてくれています。ロジャーウォーターズの硬すぎる歌詞よりはギルモアのふあふあした曲の方が好きな私ですがそれでもロジャー曲をイメージ豊かに聞くことができたのはアランパーカーのおかげかと。ゲルドフの怪演もさることながらアニメ表現がほんと素晴らしすぎるのでこれだけで5時間ぐらいの映画つくってほしいです。