このレビューはネタバレを含みます
15歳差という年齢差をただ美麗で切なげに描かれたらついていけないと思って距離を置いていた作品でした。
恋愛云々は最初の方の話であって、後半にかけて怒涛の展開…アウシュビッツでの告白をきちんとする彼女が何より隠した文盲の事実に気高さとプライドを感じました。と同時に、何が良しかわからず全て素直に告白してゆき裁判では罪を被せられてゆく…それは文盲であるバックボーンにも繋がるのでなんとも言えない苦しみを感じてしまいました。。
そんな素直で真っ直ぐな彼女に惹かれたはずのマイケルとの再会…あのやりとり…😢
言葉が出ませんでした。
「本を読むでしょう。」
「聞く方が好きだけど、、」
15年の時の差が常に付き纏い、お互いが近くて求め合うものがあるのに違うところに立っている感覚でした。
ケイト・ウィンスレットの名演技に脱帽です。