Amazon primeのおすすめに出てきたので何となく見てみ作品。
前情報はプライムの作品情報に書いてあるストーリーをちらっと見ただけ。
舞台が戦後間もないドイツだったことか、何となくナチスとかそういうのが絡んでくる気はしてたけど、思っていたよりもずっと切なく辛い何とも言えない感情がわき起こる作品だった。
マイケルは彼女の罪を軽くできたと思う。でもそうしなかったのは彼女が実際の罪以上の罰を受けることよりも、非識字者ということを人に知られる事の方が屈辱に感じる事を察したからなんだろう。彼女を愛していたからこその心の汲み取りだったんだろう。
私がマイケルだったら彼女のそんな本心云々より真実を主張していたかもしれない。
ケイトウィンスレットはこの作品でアカデミー主演女優賞をとったらしいがとても納得すると共に、若いマイケル役の俳優さんも素晴らしかったと思う。
戦争・ホロコースト・裏切りと言ったとても重い題材の中で性的な関係を持ちながらも彼女の為に本を読み、それを聞く彼女という純粋な2人の関係だけが唯一救われる瞬間なのかな。
とても心に響いた作品だった。
