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オートクチュールのmomongamonのレビュー・感想・評価

オートクチュール(2021年製作の映画)
2.9
ジャドの魅力がわからん。
カバンをひったくった少女に親切にするだけならまだわかるが、手先を見ただけで器用ねと言って、DIORのアトリエに連れてくとか、、わからん。
DIORのアトリエで働きたい子達がこの世に何人いるのか、物を盗む子を高級な生地やパーツがたくさんあるアトリエで働かせるのもわからん。
エステルが自分の娘に重ねてるとしても、娘との背景も語られてないし、フランス映画は本当よくわからん。(最後、元々DIORでお針子やってた母との関係から見える娘との関係がなんとなくわかったが。)

実際のフランス人は、移民で大した才能もない女の子をあんなに暖かく迎える人種ではないし、ビッグメゾンの厳しい世界の人達はあんな温かくない。アンドレが悪役というか嫌われ者として描かれてるけど、あんなんゴロゴロいるでしょ。
(ただアンドレよく見るとアメリに出てたポルノショップのお姉さんで少しテンション上がった。)

エステルが自分の仕事のことを誇りに思っているのがわかるセリフ「お金じゃない。技術がお金を作っている。人に継承することも出来る」て言ってたのはすごく感銘を受けたのに、あれだけこだわりの強い職人気質の人が、あの移民の女の子に強く惹かれる理由が描かれていなくて、とりあえずよーわからん。

DIORがこの映画に名前出していいてOK出しのもよーわからん。

ファッション関係の映画は、つい熱くなって見てしまうから、つっ込み所を流せない性分だわ。なら見なきゃいいのにね。
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