このレビューはネタバレを含みます
実験的なプロットで、記憶が入り乱れていく感じが表現されてる。記憶がフラッシュバックしていくにつれて、クレメンタインがいかに衝動的で、ジョエルが消極的だったのかがわかる。
それで二人はうまくいかなかったんだろうけど、ジョエルが記憶を消去する過程で医療者サイドのゴタつき、言葉足らずだった関係がカセットに録音された本音(強がり)に補完される。要約してしまえばそれきりの内容かもしれないが、記憶を見せる過程と手法が本当に素晴らしいと思った。消したくなるような記憶だって、真っ直ぐに向き合えると良いことがあるかもと思わせてくれる作品だと思う！
