ミシェル・ゴンドリー監督作品。
脚本は「マルコヴィッチの穴」など奇想天外なストーリー構成で有名なチャーリー・カウフマン。
個人的な話になるが、数ある映画ジャンルの中でも1番見た本数が少ないジャンルは何かと聞かれたら間違いなくラブロマンスになる。
当たり外れの激しさもあるが、展開の先読みが容易な作品が多くそこまで見る気が起きにくいというのが本音。
そんなジャンルの作品であるが、個人的には1番面白いラブロマンス映画だと感じる。
王道というわけではなく記憶消去といったSFチックな要素が入っていて伏線回収的な要素も映画の中に散りばめられていてかなり見応えのある映画になっている。
「マスク」などでジム・キャリーをコメディアンと認識していたが、この映画での繊細な演技を見て役者としての幅というものを強く感じた。