監督・脚本 ヤスミン・アフマド
タレンタイムというオーディションを勝ち抜いた生徒が歌や楽器の演奏をする大会
演奏する生徒とそれを送り向かいする生徒が1組になってリハーサルと大会に臨む
メイン軸はピアノを演奏するムスリム家族のムルーと、ヒンドゥー教徒で聴覚障害持つマヘシュの恋愛
もう一つの軸は病気の母を持つ秀才ハフィズとハフィズをライバル視するカーホウの話。
感動も恋愛もコメディもミュージカル(音楽や歌がたくさん流れる)も全部丁度良く取り込まれてる。これだけの要素あって2時間ないんだって驚く。
インド系(ヒンドゥー)とマレー系(ムスリム)の対立。さらに中国系もいる。でもみんなマレーシアで生まれ、育った同じマレーシア国籍の人間。神は何で人種や宗教、民族分けたのかって嘆くよりも共生の道を探すしかない。ガラパゴスな島国の我々よりも複雑なダイバーシティ社会を作っていかなきゃいけないんだなあ。そしてそんな母国の背負って映画を撮ったヤスミン・アフマドさんさすが
男女交際はアジア系の方が厳しいのかな。お互いの家族かなり心配している。
突如公園に現れる幼児たちは何だったのだろう。いきなりシュールレアリズム来た笑
細い目の同じキャストが幾人か。あのマツコとクロちゃんがまたしても、しかも重要人物。何度見てもマツコ!と言いたくなってしまう。そしてモテキャラ笑
クロちゃんはマレーシアでも著名なコメディアンらしい。演技もできて動きも面白かった。
2021.66