がんドレ

世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃すのがんドレのレビュー・感想・評価

3.5
宇宙人が侵略に際してまず交渉の余地があったり、地球側も科学力の差を鹵獲した敵装備の解析から埋めていこうとするアプローチがあったりでお話がおもろい。あとモブ以外の生命もかなり軽いのでいつ誰が死ぬかわからず緊張感がある。

そしてUFOが普通に回転する円盤なのだがこれがシンプルながらなかなかカッコ良く、カメラアングルなど見せ方も相当良くてうおおとなる。
一方で宇宙人はなんか潜水服を着た人がよちよち歩いてるだけなのでめちゃくちゃ弱そう、中学生のタックルでもやれそうなレベル。

個人的に一番好きなシーンは、研究所で主人公が対抗策を開発しているところを宇宙人の小型ドローンが偵察しているところ。
ドローンは光球状でフヨフヨと室内を浮遊しており、たまたま居合わせた将校の神エイムで撃墜されるのだが、それを見た主人公(博士)が「聖エルモの火かと思ってた」と驚くのが最高。あったよね聖エルモの火。人魂の正体として昭和の児童向けオカルト書籍に絶対出てくるやつ。
非科学現象を信じない理系キャラ描写なんだろうけど、今見ても全然伝わらないよなあ。

エピローグが唐突に呑気すぎて笑ってしまったが、全体的に割と楽しめたと思う。
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