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マルクスの二挺拳銃のtomocoのレビュー・感想・評価

マルクスの二挺拳銃(1940年製作の映画)
4.0
再レビュー。

わたしが大好きなモンティ・パイソン(映画監督のテリー・ギリアムもメンバーの一員。ジョン・レノンも加入したがってたイギリスの伝説的コメディグループ)のメンバーや日本のコメディグループ、ドリフターズが影響受けたのが、マルクス兄弟のコメディ映画で興味があり、この作品が初見だった。

マルクス兄弟の映画のストーリーは、大体アメリカのゴールドラッシュ時代の話で、金・女・ドタバタ劇である。
ドイツ移民で元々曲芸が出来る三兄弟(作品によっては四兄弟)が必ずキャストに出ており、名前は違っても配役のキャラも格好も全作品同じ(ハーポに至っては、セリフをまったく話さないし小道具を使ってのギャグやアクションのみ)。

この作品は、やはりお金で丸儲けを企む話でストーリー的にはちょっと…と思うけど、いきなり冒頭のシーンでわたしの心を掴んでしまった。
主役のクエンティン(グルーチョ)の毒舌にやられた。
もうそっからはグルーチョの一人舞台である。
とにかくしゃべくりまくる。
高級階級を罵倒しまくり、皮肉な毒舌のセリフのみ。
ものすごくアナーキー!!
兄のチコと弟のハーポはドタバタの影役者的存在で、映画を盛り上げる。
彼らのピアノやハープの曲芸も見もの。
劇中の音楽もなかなか良い。

1940年の作品なので、今現在の映画と比べると、テンポは遅いしショボいと感じると思う。
しかし中盤から終盤に差し掛かっての機関車暴走シーンは本当に最高!!
人によってはくだらなすぎかもだけど、
わたしには今は亡き愛すべきスラップスティック・コメディアンだ。

これと抱き合わせで「我輩はカモである」「オペラは踊る」もぜひ一緒にオススメしたい。