蟲だけキッモと思ったが、あとは別にどうも感じなかった。たぶん撮り方に因る。だからなのかそうじゃないのかなんだかあんまり覚えてない映画。
・暴力シーンの、特に後半で濱田マリにたけしがボコボコ叩かれるところ、どう見てもコントの画になってるしたけしの格好もたけしがふざけたジジーのコスプレしてる時のようだという点から繰り返すがコントに見えた。もしかしてそういう意図なのか？
・伊藤淳史が二役をやっているところがいい。伊藤淳史が二役をやっているというのが本当に素晴らしい。それはまるで亡霊のようでもあるし、円環としては「火の鳥『異形編』」を思い出す。こういう映画でキャスティングだけで円環を思わせるって、私が不勉強だから知らないだけで結構あるものなのだろうか？うおーと思った。爆アツである。
・手塚といえば偶然なのだろうけど銭湯で新井浩史がたけしにボコられるシーン、あれも「ブラックジャック」の『浮世風呂』という回に似たようなシーンがあってこれはまぁ偶然なんだろうけど、ああいうことがかつては往々にしてあったということなのだろうか。ありそうだけど。銭湯って裸だし。
