かじドゥンドゥン

ALWAYS続・三丁目の夕日のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)
3.4
続編。文士くずれの駄菓子屋・チャガワが、血もつながっていないのにひょんなことから引き取ることになった少年ジュンノスケを、実父の実業家が取り返しに来る。親子同然の絆が芽ばえ始めたところだけに、チャガワもジュンノスケも必死の抵抗。実父を納得させるには、チャガワが甲斐性を見せるしかなく、一念発起、芥川賞を目指して執筆に励む。途中、詐欺事件などもありつつ、周囲の応援むなしくチャガワの作品は最終選考で落とされるが、作中で打ち明けられたひたむきな愛は読む者みなの心を打ち、ジュンノスケはチャガワに託されたどころか、踊り子に復帰して去っていったヒロミがチャガワのところに戻り、新たな家族が成立する。

東京タワーもついに完成。事業に失敗した親戚の娘がしばらく鈴木モーター一家に居候していたが、せっかく打ち解けた頃にまた父と福岡へ発つ。傷心のイッペイは、家族で東京タワーにのぼって、夕日を見はるかす。