ピュンピュン丸

サイボーグ009 怪獣戦争のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

サイボーグ009 怪獣戦争(1967年製作の映画)
3.6
好み。東映アニメ映画の大ヒット傑作。『死の商人』という言葉を教えてくれた映画。その視点がなければ、欧米の帝国主義、植民地政策も理解できないし、何しろ歴史が面白くなくなる。ブラックゴーストが009たちに語る言葉は重みがあり、考えさせられる。
各地に散った00ナンバーのサイボーグたちがギルモア博士のもとに集結するさまはゾクゾクする。ポール・ニューマンの『スティング』なみ(笑)。
特に003をパリに迎えに行った時の009と003とのやりとりは、言葉も雰囲気も最高‼
003フランソワーズの声がジュディ・オングは有名だが、美しい0010の声は『家政婦は見た』の市原悦子。
エンディングの音楽は、この頃のアニメに特徴的?で、感動を助長する。