ピュンピュン丸さんの映画レビュー・感想・評価

ピュンピュン丸

ピュンピュン丸

映画(1068)
ドラマ(3)

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

再見、再レビュー。宮崎アニメのなかでもとりわけ完成度が高い傑作だが、今見ると、まるで予言書のような映画だ。

王蟲は人類に敵対しているかのように見えて、その実、地球の大地を浄化している聖なる生き物。そ
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続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.0

シリーズ2作目。自分は子供の頃にTVで深夜放映されていたのを垣間見て以来、どういうわけか『兵隊やくざ』が大好き。だから、勝新と言えば、大宮一等兵だし、田村高廣と言えば、有田上等兵なんだよなぁ。2人のコ>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.9

2019ホアキン・フェニックス版ジョーカーを鑑賞して真っ先に思ったのは、『ダークナイト』をもう一度じっくり見たいということだった。

『ダークナイト』は勿論バットマンの呼称だが、この映画の主役はむしろ
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サイコ(1960年製作の映画)

4.4

検索の仕組みというのが自分にはよくわからないが、この映画のレビューを書こうとしてFilmarksの検索機能を使ったら、この「サイコ」がだいぶ下の方で見つかったことがむしろ恐怖(笑)。

誰もが認めるヒ
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風船(1956年製作の映画)

5.0

最後のシーンで、じわっとこみ上げる嗚咽のような感情。言葉でうまく整理できないけど、大事な何か、でも確実に何かが見事にこの映画で伝わってくる…。

こう言っているそばからまたこみ上げてくるから、すごい。
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.9

「大いなる力には大いなる責任が伴う」という、スパイダーマン好きなら誰でも知っているこの言葉からすると、ひょんなことからクモにかまれ、大いなる力を手に入れてしまった平凡な中学生マイルス・モラレスには、も>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

タランティーノ監督の映画のなかでは1番好きかもしれない。伏線回収は綺麗に決まるものの、さしたる起承転結がある映画ではない。

しかし、善良な、峠を越えたスター俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプ
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ロボット2.0(2018年製作の映画)

3.9

高いエンターテインメント性のなかに隠された重厚なテーマという意味で、極めて優れた映画だと思う。

最初、空中に吸い上げられたインドじゅうのスマホが集合体となって鳥のロボットになるなんて、なんて子供だま
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ガメラ対大魔獣ジャイガー(1970年製作の映画)

3.6

ガメラ6作め。ジャイガーの姿形がもう既にイマイチだったため、全く期待せずに鑑賞。すると、結構良かった…。

大阪港で「北山船舶修理工場」を営む北山良作(大村崑)は、「大阪万博」で使用される遊戯用潜水艇
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

迫力あるサウンドと近未来の映像、特にオートバイの疾走シーンは最高だ。

映画の中で流れる山城組の音楽は東洋的な独特の味わいがあって、映画のシーンによくマッチしていた。

ストーリーもよく練られていたと
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アス(2019年製作の映画)

3.4

誰にも、もう一人の影の自分というものが存在していて、密かに入れ替わることを狙っていると思うと、ちょっと怖い。

思い出してみると、学生のころ、そういうストーリーをドラマか漫画で接したような気がする。そ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

4.2

ディズニーはアニメのほうがいい。

最近、たぶんビジネス戦略的な理由から、かつての名作アニメを次々と実写化しているんだろうと推測するけど、たとえば、アニメショーンの場合、ポット夫人とチップが身を寄せあ
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羅生門(1950年製作の映画)

4.7

黒澤監督。タイトルは『羅生門』とあるが、芥川龍之介の短編『羅生門』と『藪の中』を映画用に脚色した内容。

ある日、薪を取りに山に入った杣売り(志村喬)はそこで1人の武士の死体を発見する。びっくりした杣
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.4

「俺はパーフォーマーだ!」

自分が何もので、何をすべきなのか知っていた人だった。そしてその自信の通り、音楽シーンを駆け巡り、スターダムにのし上がっていく。最後のチャリティーコンサートで、あれどけの聴
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美女と野獣(1946年製作の映画)

3.7

フランスの天才詩人にして映画作家であるジャン・コクトーの『美女と野獣』。

ディズニー版とは王子が野獣になったいきさつからして違うのと、ディズニー版で物語を素敵に魅せるベルと野獣のダンスシーンがない。
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.3

サンに惚れるなぁ。(^^)
でも、主役は、タイトルの『もののけ姫』というより、どちらかと言えばアシタカ。その点、『ナウシカ』とは違う。とは言え、『風の谷のナウシカ』に似た作品で、近未来か戦国かという違
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第三の男(1949年製作の映画)

5.0

名曲にのせて奏でられる、第二次世界大戦直後のウィーンを舞台にした人間模様。米英仏ソの四分割統治という複雑で厳しい現実を生き抜く、1人の女性の姿が切なくも凛々しく描かれている。

奇才オーソン・ウェルズ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

2.8

エマ・ワトソンは悪くない…
ヨカった。でも、

ごめんなさい。これは合わなかった。

もう、とにかくガストン、ガストン、ガストン。なぜかガストンばかりが目立つ。主役ガストンかよ!というしつこさ。なぜ、
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.3

地殻変動で湖底湖から突如出現した大昔のピラニアの群れが湖でバカンスを楽しむ人々に襲いかかる…。

『ジョーズ』のピラニア版ではあるが、こちらはどこか残虐なシーンを楽しんで見せている感じがあり、そういう
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.9

イギリス北東部のニューカッスル。

仏を彫って、魂を入れず。

そんな話だ。

福祉を担うお役所が「お役所仕事」をしていたんでは誰も救われないだろう…。

現実はここまでひどいのか、これ以上なのか、こ
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大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(1966年製作の映画)

4.8

ガメラ2作め。ガメラ映画の最高傑作にして、怪獣映画の『金字塔』。

おそらく、これを超える怪獣映画はもう出まい。造り込みが丁寧で、喩えるなら、よく出来たブリキの玩具のような映画だ。

脱サラした飛行士
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ひとごろし(1976年製作の映画)

3.4

ひ・と・ご・ろ・し・ぃ〜!!

斬新で愉快な時代劇。

小心者でうだつの上がらない武士が、将来の妹の縁談のため、ある剣豪の討手に名乗り出る…。

松田優作vs丹波哲郎

発想がユニークだし、松田優作の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.9

アライグマのCGキャラ、ロケット・ラクーンに慣れるまでに時間がかかったけど、慣れちゃうと、

ロケット最高っー!!

なので、2回めのほうがオモシロ、おかしく、楽しく見れました。

ロケットは宇宙船「
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

変化なんて必要ない。
私は幸福だったころの単調な毎日の繰返しを心から愛するものだ…

記憶は曖昧だが、そんな感じの台詞に痛く感動した。しかし、鑑賞後冷静になって思うに、それは過去が幸福だった人のエゴと
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

5.0

志村けんを思い出すと加藤茶を思い出し、加藤茶を思い出すと、どうしてもチャップリンを思い出してしまう。笑

やっぱり面白い。表情、動き、テンポ、どれをとっても彼に勝るコメディアンはなく、そしてテーマ性が
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.9

ヒッチコック渡米後の初作品。
タイトルの『レベッカ』は、イギリスの名優ローレンス・オリヴィエ演じる英国貴族マキシムの亡き愛妻の名。お金持ちの夫人の付き人としてモンテカルロに来ていたキャロライン(ジョン
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僕はラジオ(2003年製作の映画)

4.0

まず、キューバ・グッティング・Jr.の神演技にビックリ。えっ、演技なの?(;o;)

そして最後まで見て実話だとわかり、またビックリ! えっ、こんな学校あるの?

とにかくジョーンズ・コーチの素晴らし
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.8

今回の主役は、前田愛。

平成ガメラ三部作のなかでは格段の出来。特に下から見上げた絵の撮り方がうまく、怪獣の迫力が十二分に伝わってくる。

ガメラの回転ジェットがこんなにカッコ良く描かれた映画はかつて
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.4

スーパーマンというと、クリストファー・リーヴの、ちょっとダサいスーツのを見て育った自分としては、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンはカッコ良すぎるのと、クリストファーの間抜けそうな『善』が宿っている感じ>>続きを読む

あしたの私のつくり方(2007年製作の映画)

3.3

小中学生のときから人付き合いが得意とは言えない女子高生2人が、メールのやりとりを通して、本当の自分を受け入れていく姿が描かれている。

ジャケット的に主演 成海璃子、助演 前田敦子ということだが、なか
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スティング(1973年製作の映画)

5.0

『明日に向かって撃て』から4年。
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ジョージ・ロイ・ヒル監督の黄金のトリオが放つ、極上のエンターテインメント。何度見ても、よく出来た仕掛けに思わずニンマリ。
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ナイアガラ(1953年製作の映画)

4.0

ストーリー的にはジーン・ピータースのほうが主役。準主役がジョセフ・コットン。ジョセフ・コットンは数々の名作に出演している名優だけど、結構情け無い役が多いよなぁ。今回もそんな感じ。

映画会社の思惑があ
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.9

『名作』だが、素直には感動できない。

『炭鉱労働者』の悲哀。今でいう超ブラック、ちょっと前の言い方なら3Kの仕事を父子でやり続けた良心的で素朴な一家の顛末…。冷めて解釈すればそうなる。そもそも、資本
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

言葉にすると感動が逃げてしまいそうになるから、ちょっとでやめておく。

自分的にはあらゆるところがツボ。

迷子の少女の顔は天使のよう。その少女を国境を越えて親元に届けようとする青年(おじさんではない
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.8

これは、軽くジャケット詐欺だ。笑
前日に『デトロイト』を観て、お口直しに軽く明るい作品をと鑑賞したら、なんと、また… (^^;)

主演 ソン・ガンホ。
1980年というから、今から四十年前の韓国で起
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ガメラ対大悪獣ギロン(1969年製作の映画)

3.4

ガメラ5作め。子供のころからゴジラよりガメラが好きだった自分だが、本作のガメラはまさに子供のころの夢の玉手箱をあけたような映画だ。

主人公の少年が友達といっしょに天体望遠鏡をのぞいていると、空飛ぶ円
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