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マジェスティックのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

マジェスティック(1974年製作の映画)
3.7
【スイカがハチの巣に!?】
『ビーキーパー』が珍しい養蜂家アクション映画であったが、スイカ農家がアクションしている映画もあると知り『マジェスティック』を観た。チャールズ・ブロンソン演じるスイカ農家がブチぎれる映画とのこと。監督がリチャード・フライシャーだけあって、安定のアクションが観られた。


便所からチャールズ・ブロンソンが出て来る。入れ替わりで女性が便所を使おうとすると入れない。男性便所を使わせてほしいと懇願するも、店員は断る。見かねたブロンソンが助け、そのまま移民軍団を買収してスイカ農場で働かせようとする。しかし、農園ではごろつきが「賃金安くするから、うちの従業員を雇え」と強引な営業を仕掛けて来る。ショットガンを突き付けて来たもんだから張り倒すのだが、警察に逮捕されてしまう。

映画はそのままギャングの抗争へと発展するわけだが、『ヒート』さながらの市街地での銃撃戦に圧倒される。ほんのわずかなガラスの隙間に銃弾が撃ち込まれ死亡する。車が物騒な大爆発を起こす中で、逃げるチャールズ・ブロンソン。逃げるだけでなく、待ち伏せして敵を撃ち抜く。乾いた大地、ドライな人間関係の中で繰り広げられる対決が魅力的であった。

また、農家が主軸にあるため、大量のスイカが銃撃される場面の物珍しさに惹き込まれた。
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